会社概要

　私は、子どもの頃から身体を動かすことが大好きなお転婆娘でした。母はピアノ講師でしたが、じっと座って練習することのできない私にピアノを教えることを諦め、近くのバレエ学校に通わせたことからダンサーへの道が拓けました。その母が他界したのは私が24歳の時でした。それまで何の苦労もなく守られて育ってきた私は、母親が笑顔で家に居てくれることのありがたさを初めて知ったのです。家族や親戚に助けられ、友人たちに励まされ、徐々に笑顔を取り戻すことができました。その経験から、多くの方に家族や友達と笑顔で明るく元気に過ごす時聞を大切にしてもらいたいと思い、自分の特技であるバレエで、人々の心と身体を健康にして笑顔を増やしたいと考えました。
　当社のビジョン“The Graces”には、互いに喜びを分かち合える人との繋がりを大切にしながら、切礎琢磨して自身の輝きを磨き続ける強さを持ち、充実した日々の生活に幸せを感じられる社会を目指す、という決意が込められています。私が学んできたクラシック・バレエは、動き、音楽、ドラマ、デザインを併せ持つ総合芸術で、ダンサーたちは身体の美しさや動きの技術を磨くだけでなく、音楽や美術、歴史など様々な教養を学び、表現者としての品格や風格を身に付ける努力を惜しみません。自分と向き合って目標や課題を見極め、努力によって達成・克服してゆく中から新たな発見をする喜びを感じ、さらに上を目指すことで輝きを増し、幸福を感じるということをバレエから学びました。
　わが国は今、大きな変化の時を迎えています。世界に類を見ないスピードで少子高齢化が進行しており、世代間を越えた繋がりや人々の共助・協働を大切にしなければ、経済活動を維持できない時代になってきています。皆様のご協力を頂きながら、ビジョンに込められた想いをもって、人々の心と身体を健康にする価値あるサービスで社会に貢献してまいります。今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2014年9月

代表取締役　新居彩子 プロフィール 小林紀子バレエアカデミーにて、ロイヤルアカデミーオブダンス上級資格(ARAD)修得。早稲田大学卒業後、小林紀子バレエシアターに入団。引退後、スペイン、ハンガリーなどで約３年間地域スポーツコミュニティを学び、帰国後に経営管理修士(MBA) 修得。 2006年日本スポーツ文化創造協議会を設立してマイナースポーツ教室、保育つきバレエサロンなど、幅広いスポーツ文化の普及・振興事業を展開。日本サッカー協会スポーツマネジャーズカレッジの運営支援、大田区のNPOをサポートする協働コーディネーターなどを務めながら、バレエを活かした健康プログラムやトレーニングを研究。 2013年品川区ウーマンビジネスグランプリで発表した「子どもの基礎運動能力を高めるバレエトレーニング」がグランプリ受賞。バレエ文化を取り入れたライフスタイルを提案するバレエライフプロデューサーとして活動中。