姿勢を直したい!

大人になってからバレエを習いたいと思った理由の中で、「姿勢が悪いので直したい」という方は多いです。年齢とともに筋肉が落ちると背中が丸くなり、姿勢が悪くなってきて老けて見えてしまいます。また、姿勢が悪いと、お腹まわりや背中の筋肉が使えず、ぜい肉が付きやすくなりますし、腰痛や肩こりの原因にもなります。バレエのレッスンで、バレリーナのような美しい姿勢を手に入れましょう!

正しい姿勢とは

姿勢が悪い方の立ち方を見ると、骨盤が後傾している方がとても多いです。
骨盤が後傾すると、背中が丸くなり、肩や首が前に出て、全体のバランスを取ろうとする形になり、横から見るとS字になります。
この姿勢が楽だという方もおられますが、体にはとても大きな負担がかかっています。腰に寄りかっている状態なので、今は大丈夫でもいずれ筋力が落ちると腰痛になるでしょう。また、首や肩が前に出た状態で動かなくなるので、血流が悪くなり肩こりにもなりやすくなります。頭はとても重たいですから、首が背骨よりも前に出ていれば、首の後ろの筋肉をずっと使い続けている状態になります。

バレエダンサーの姿勢

横から見たときに、
耳・肩・腰・膝・くるぶし
が縦に一直線になる姿勢が正しい姿勢と言えます。

理想の姿勢とバレリーナの姿勢

意識を変えると姿勢が直る

初めてレッスンにいらした方の姿勢を見てみましょう。
ご自身も姿勢が悪いことを気にしていらっしゃり、姿勢を良くしたいと思って大人のバレエストレッチにご参加くださいました。
初めてのレッスンの中で、あることを意識するようにアドバイスしました。すると、こんなに姿勢が変わりました!
何を意識するようにアドバイスしたかと言うと・・・

レッスン前


レッスン後


足の指を床につけるように立ってください

たったこれだけです。誰でもすぐにできることです。
何を変えたのかと言うと、重心の位置です。後ろ(かかと)側に重心が乗っていて、つま先が浮いている方がとても多いのです。足の指を床につけるように意識することで、重心の位置が少し前に動き、骨盤が後傾しにくくなります。
骨盤が立ってくると、お腹まわりの筋肉が使えるようになり、自然と腹筋が鍛えられるようになります。また、足の指に体重が乗ると、足の指で床を押せるようになり、歩幅が大きくなって歩く姿勢や速さも変わります。消費カロリーも増えるかもしれません。

もちろん、これだけでバレリーナのような姿勢になるわけではありません。レッスンをしながら、少しずつ上半身の使い方も改善していき、さらに美しい姿勢へと変わっていきます。

美しい姿勢で歩こう!

このようにレッスンの中でほんの少し意識を変えることをアドバイスしていくことで、姿勢が改善されていきます。日常の生活の中でも意識すれば、老けて見えていた姿勢がどんどん変わってゆきます。いつまでも若々しく美しい姿勢で颯爽と歩いてゆきましょう!

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